アウトサイダーとの遭遇に関する分析報告 [2]

Death of the Outsider

[アウトサイダーとの遭遇に関する調査レポートより抜粋]

アウトサイダーの来訪に関して、最もうまくまとめられた(と同時に最も疑わしい)供述は大衆の大修道院の人々によるものであろう。監督官と神託修道会がアウトサイダーが存在する根拠として語る、アウトサイダーからの誘惑がどうこうといった曖昧な供述とは異なり、これにはアウトサイダーとの遭遇について、興味深い実例がいくつか記されている

まずはアウトサイダーとフランシス・ペリー上級監督官との遭遇についての長々とした供述で始まる。ここでは、上級監督官の部屋に大蛇の姿で現れたアウトサイダーに襲撃を受けたと主張されている

この部分に関しては、全くのでまかせであることを強調しておかなければならないだろう。アウトサイダーは虚無の中に実体を持って存在しており、当たり前だが、おとぎ話に登場するトリックスターのように変身したりはしないのである

一方で、神託修道会を破門になったロマーナ・カイムという名の人物の供述には信憑性がある。ロマーナはアウトサイダーが出てきた夢について詳細に語っており、自身の教義に反することは承知の上で、「贈り物」を受け取ったとしている。この主張は受け入れられず、翌朝彼女は異端の烙印を押され、修道会を追放された

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