暖炉の月12日
それは始まった。今朝起きたら肩が重く、感覚が無いみたいに感じた。よく調べると肩に銀の石の筋があった。やっとだ! ついに虚無との融合が始まった。ああ、この現実から離され来世では永遠として存在することができるのだ! 虚無の繊細な切り替わりとその模様、そして下等な生物との全ての接触が断たれるのだ! この移り変わりを早く体感したい!
氏族の月24日
石が広がっている。石が身体の中心に近くなればなるほど熱とともに共振しているのがわかる。たまに息が切れることもある、他の者が喋っていることもわからなくなる… 舌も一時間ぐらい動かくなることもある、沈黙してしまうのだ
網の月2日
左目が完全に虚無に取り込まれた。光に不思議な切り替わりが見える、しかしほとんどが終わりなき暗闇だ。自分の仕事に集中しづらくなっているのがわかる
闇の月11日
この言葉を綴ろうとしてもペンが手からすべり落ちる。指は冷え全ての刺激に対して麻痺している。信者たちのなかにはお互いひとつの石として同化してしまった者もいた
私は高揚している