もう一冊本を書くことが私にできるだろうか。私のような年老いた自然哲学者には、ブラッドフライの異常発生とその生態について書き綴ることがちょうどいいかもしれない
- ブラッドフライはサーコノスに生息するどの生き物とも異なる外来種だ。パンディシアン大陸で発生したのではないかと踏んでいる
- 彼らは3匹以下では無害だ。個別では攻撃してこないので、おそらくそれぞれの個体から集合効果のある香りを放つことで大きな群れを形成しているのではないだろうか
- ブラッドフライは激しい動きや音に引き寄せられる
- 彼らの巣を破壊すると、そこに属していた群れは散り散りになる。巣は特に火に弱い
- 彼らは死んで間もない死体に卵を産みつけ、その卵はとても短い時間で驚くような孵化をする。サーコノスの街で危機や疫病が起こっていれば、死体が増え、その分ブラッドフライも増える
- 面白いことに、ブラッドフライは一生が終わりに近づくとかなり大人しくなる。群れを離れ、脱皮して羽を失う。その後ブラッドフライは孤独に生きる。実に奇妙だ
- ブラッドフライは温暖な気候を好み、南の方にのみ生息する。まるで一部の年老いた自然哲学者みたいに