ネズミのチャームを抱えながら眠りについた。暗闇ではなく、もっと鮮やかな夢を見たかったからだ。そしてほんの一瞬だけ、寒空の下でデイドレに会う事ができた。いつものように優しい笑顔を浮かべていた。彼女に触れられた右腕はピクピクと動き出した。死んだも同然なこの腕は私の意思通りには動かせない。私は腕を隠そうとした。こんな姿を見せたくなかったからだ。だが彼女は真っ黒な瞳でずっと見つめ続けていた
デイドレは手を伸ばし、今もなお生を宿すもう一方の腕を取り、かつてのように指先にキスをした。とてもリアルな感触で、涙がこぼれそうになった。彼女はそばに来て、何かを耳元で囁いた。首に吐息がかかり、頬には手のひらの冷たさを感じたが、何を言ったのかは覚えていない。まるで水の中で囁きかけられているようだった
彼女が何を言ったのか教えてもらえるなら、アウトサイダーの血だって捧げてもいい
また全てを失う事になるだろう。私には分かる