[天体図作成法の論文より抜粋]
どんな子供でもアイルズの夜空に浮かぶ星座を知っている。舵を取る船長、牙の生えたリヴァイアサン、うぬぼれの公爵夫人、鱗で覆われた雄ヤギそして蛾の王だ。物語はアウトサイダー自身より古く弱者と無知の者により彼らが飲み込まれる空虚に意味を持たすため古より伝えられてきた
誰かが生まれたときに大切とされるこれらの星座に対する関連付けはよくあるおとぎ話である。この星座の下、またはこの星々の組み合わせの下に生まれたら幸運、従順、頑固それかそのことに誇りに思うといったものだ。勿論これらは単に迷信である。しかし我々は星から前述したさほど重要ではない大衆の運勢占いよりも重要な実体が読み取れるかもしれない
夜空はアウトサイダーの必要性を予見し、エンビジョンにアウトサイダーになりうる哀れな者を探すことを急かせた。単純にこれらの遠くにある星の動きで説明がつくということではないが、星がその空虚のなかちらつくとき、虚無がそれを求めていることを我々に伝える。鳥の大移動や特定の動物の内臓の他、これら無数の重要な星々の光の消失が古の時代のエンビジョンを駆り立て、救われない孤児の哀れな肉体からアウトサイダー創りだしていたという