クラリへ
手紙は受け取ったし、ほとんど読めた。ご主人様が死んでから、家はあのカルーソ男爵に買い取られて、壁紙とか内装を全部変えさせられたよ。だが数ヶ月前、もうここには住みたくないと言われた。去年はスティルトン様の書斎だった部屋を封鎖するよう言われた。中で声が聞こえて、変なものが見えたんだそうだ。主人が殺された家なんだから当然だろう、と言ったよ
何にせよ、ここに残されたのは私一人だけだ
家は変わってしまったが、今でもスティルトン様を思いながらここに暮らしている。私を鉱山から出してくれた恩は忘れない。生き埋めになるところだったんだ! 医師にはもう使い物にならないと言われたが、アラミス・スティルトン様はそんな私を引き入れて、最高の使用人だと言ってくれた
他のみんなは先月出て行った。だから何でも私がやらないといけない。料理も、修理も、ネズミを追い払うのも。雨が降ったら、屋根に穴が空いているところにバケツを置かないといけない。寂しい仕事だ。いつまで続けられるだろう。達者でな
ジェイム