闇の月に生まれて

Dishonored 2

大いなる炎よりも前、戦争よりももっと前
丘と海の他には何もなかった頃の話
街の煙突の煙とライムギの畑
空の上には目も口もない

信者たちは町から町へ
生まれる赤子を一人残さず訪ねては調べ
地の果てから果てへ、探すは目当ての使える赤子
そして揺るがぬ秘密の証拠

崩れかけた黒い街で流れ者が見つかる
父は怪物、母は地の底
みすぼらしい半人半獣、靴もない少年は
彼らの手に落ち檻の中

ああ見よ! 彼の名前すら
ああ見よ! 闇の月が飲み込む
ああ見よ! 少年はそれでも静かに囁く
ああ見よ! 虚無に飲み込まれた

彼らは光に引き寄せられ、消えゆく灰色
彼の顔は青白く、言葉はない
彼は見た、彼は待った、彼らは彼の目を描いた
彼の服を色とりどりの絵具で彩る

彼らは光から離れる道を見つけた
その先には枯れた巨木
石造りの聖なる祭壇が置かれていた
銅の2本の剣は骨で研がれて鋭く

ああ見よ! 彼の名前すら
ああ見よ! 闇の月が飲み込む
ああ見よ! 少年はそれでも静かに囁く
ああ見よ! 虚無に飲み込まれた

闇の月の中、季節さえもかみ砕かれる
生贄の儀式は彼の魂を虚無に縛る
目からは色が流れ落ち、貧しき少年は消えた
信者が求めるものに変えられ

彼らは彼を野に放つ。そこはいくつもの世界を越えた果て
夜のように静かで、1年のように長かった
彼は目を開け、夢と同じ暗闇を見た
口を開いていても飛び出すのは叫びだけ

ああ見よ! 彼の名前すら
ああ見よ! 闇の月が飲み込む
ああ見よ! 少年はそれでも静かに囁く
ああ見よ! 虚無に飲み込まれた

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